北品川本通り商店会

北品川本通り商店会概要

北品川本通り商店会は旧東海道に面した約800mとそれにつながる、清水横丁・大横町・台場横丁・黒門横丁・裏町等の路地からなります。現在約90軒の商店や営業所等が商店会加盟店として登録されています。
道幅は江戸時代の頃のままで約7m。参勤交代がすれ違える道幅とも言われ、当時の道幅のまま、北品川本通り商店会から鈴ヶ森刑場跡まで約3.4kmの長さが残っています。

また当商店会は、品川宿の中で一番品川駅寄りに位置し、かつては品川宿の中でも歩行新宿(かちしんしゅく)と呼ばれていました。歩行とは、幕府の命より歩行役(かちやく)と呼ばれ馬を用意していた場所といわれています。また、品川宿の中で北品川本宿・南品川本宿とあり、その後旅籠や、料理屋・貸し座敷が増え、後に歩行新宿として認められた、と伝えられています。品川宿は古典落語にも出てくるように、宿の窓からは遠く安房・上総まで見渡せ、春の潮干狩り・御殿山の桜・東海寺の牡丹・海晏寺の紅葉等、大変風光明媚な、江戸からも日帰りできる程道行きの為、行楽地として有名でした。
また、食べ物も海の幸・山の幸等、大変新鮮でおいしく、汚い話ですが、品川宿の肥えはおいしいものをたくさん食べた排泄物なのでとても栄養があり、肥料にすると大変質の良い作物ができるとのことで、品川宿まで野菜を運んできた農民が、帰りには肥を汲んで帰るほどでした。また、品川宿は飯盛り女等も多く、「北の吉原」「南の品川」と並び称されるほどの有名な遊興地でもありました。
現在でも、昔ながらの品川浦の水辺や、神社仏閣・路地の井戸・銅版建築等が各地に残り、品川宿の面影をとどめています。そして、電線地中化・路面の石畳化・景観事業も完成し往時を忍ぶ景観も整いつつあります。