もっと知りたい品川宿
お祭りの話
品川のまちもお祭り一色のシーズンがやってきました。この季節が、 まちも品川っ子も一番輝いて見える季節なのではないでしょうか。 てなことで、やはり最初はお祭りの話から。
年号とかは詳しく分かりませんが、明治・大正・昭和の頃のお話をランダムにさせていただきます。
わが北品川本通り商店会は北品川一丁目町会に所属しています。
当町会神輿倉には
- 大神輿
大正11年 御神輿製造所 神田岩本町十三 村地 仙太郎作(神輿裏に刻印記載あり)
修復 宮本重義 - 中神輿
昭和58年 宮本重義作 - 子ども中神輿
昭和30年代 宮本重義作 - 子ども小神輿
昭和初期 京橋 秋山三五郎作 - 鈴山車
おそらく明治期作 作人不詳(現在も曳かれています) - ※龍神山車
嘉永4年 百雲正 作 (高欄・人形等のみ現存)
明治18年・大正4年 と二度修復されたようです
といった町の宝を所蔵しています。
昔は町内に、若衆を中心とした松川会という会があり、祭礼を取り仕切っていたようで、その後「北品川新宿睦会(きたしながわしんしゅくむつみかい)」になったと聞きます。そして現在の町会名になったそうです。
なので、今でも北品川一丁目町会の紋は、松川会の紋「松皮菱」が使われ、 鈴山車等に付いている高張り提灯等には「北新」の文字が記されています。
北品川一丁目町会の手ぬぐいの柄も、松皮菱・雪輪(太鼓を意味するそうです)そして鈴山車の鈴があしらわれています。
昔の名残や伝統をどこかに残して伝えて行くって素敵だと思いませんか。