東海道品川宿 なぞなぞ町歩き　解答

なぞなぞ町歩き難しかったかの。全問正解は7割ほどじゃ。
それでは、答え合わせをしよう。

江戸時代、品川宿は東海道が海岸沿いを通っていたため、潮風が吹き抜けないよう「辻違え（つじちがえ）」という路地をずらして四つ角にならないように工夫をしていたそうじゃ。

江戸時代から日本は左側通行だったのではないかと考えられる。昔はすれ違う際に刀と刀がぶつかると、もめごとになったり切り合いになったりしたこともあったそうじゃ。品川宿辺りの東海道の道幅は大名表列もすれ違えるくらいの広さと言われており、左側通行にすると脇差し（刀）が外に来るため、ぶつかることなくすれ違える。そのため左側通行の人にPRしやすいように斜めに店を構えたと考えられるのじゃ。

答えの通り海岸線に沿って東海道を通したため、まっすぐな道にはならなかったのじゃ。

年代順にいうと、享保年間に「象」、寛政年間に「鯨」、文政年間に「ラクダ」が江戸町民や品川っ子たちを騒がせた江戸三大動物事件として記録が残っておるのじゃ。

品海公園の近隣の古民家を立て直す際、海岸線の石垣が残っておりその石を残すためにもらい受け、品海公園改修の際に花壇の石として再利用したそうじゃ。現在も品海公園には説明看板が立っておるぞ。

今は東海道沿いにあるファミリーマート北品川店の場所が土蔵相模跡じゃ。高杉晋作等歴史的にも有名な人物も投宿し、歴史上重大事件の密儀が行われた場所でもあるのじゃ。案内看板が立っているので、是非見ておいてほしいぞ。

船で海から運搬したそうじゃ。ただ江戸時代の船は木造船なので重たい石を積んだら船が壊れて沈んでしまう。そこで船と船の間の海中に吊るして、浮力を利用して運んだようじゃ。昔の人知恵はすごいのぅ。

当時、海苔（のり）の養殖が品川から大森にかけて盛んに行われ、美味しい極上の海苔が採れていたそうじゃ。それを干して加工し「浅草海苔」という名前で江戸土産になっていたそうじゃよ。今でも海苔巻きあられを「品川巻」というじゃろ。そのくらい品川の海苔は有名だったのじゃよ。

現在の東海寺は江戸時代とても広い領地を持っており、黒門横町の第一京浜寄りに東海寺の入口の黒門が建っていたそうじゃ。昔の東海寺の境内はものすごく広かったようじゃのぅ。

30年以上前からまちづくり活動をしている、旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会が東海道沿いに各宿場から譲り受けた街道松を植樹する事業を行っており、ここには袋井宿から譲り受けた街道松が植樹されているのじゃ。

難しかったかの　また、なぞなぞを出す機会があったときは、また、皆でたのしんでおくれ。
その時まで、またな。