龍神山車・鈴山車の検証とこぼれ話
今まで北一町会や当商店会の宝である龍神山車や鈴山車・神輿の話をしてきましたが、今回は今まで出てきた話の中で関連する、いくつかの画像をご紹介したいと思います。
1.品川神社八百年祭の際に特別に展示された時の写真(昭和62年 1987年)。
この後、神輿倉の雨漏りが原因で、人形の着物、幕等が全て傷んでしまい、飾ることも不可能になってしまいました。
2.龍神の御霊
この写真が以前、龍神の御霊が宿っていると聞いた、龍の絵。
絵の右下には庚戌 初夏、裏面には品川神社 新宿祭禮有志會と記されている。
庚戌の年は嘉永3年(1850年)・明治43年(1910年)・昭和45年(1970年)3回あるが、龍神山車の一番古い箱書きが嘉永4年、龍神の人形の首箱蓋裏の年号明治43年戌と記されていることから、おそらく龍の絵は明治43年庚戌の例大祭の時に徒歩新宿の祭禮有志會より奉納されたものであろうと推測されます。絵を見ていると中々の迫力で、御霊が宿っているという話も本当のような気がします。
3.龍神山車人形首箱蓋裏の鈴山車小屋がけ図
写真が以前書かせていただいた鈴山車の小屋がけの図。先代の宮頭(北一町会の組頭でもありました)が書き残されたもの。写真を見ているだけでも、後世に伝え、託すための想いが伝わり、画像を見るたびに胸が熱くなります。
4.現在の鈴山車と昔の鈴山車の対比写真
現在の鈴山車も鈴部分を龍神山車の土台車輪部分に載せたものと伝え聞いていますが、明らかに昔の鈴山車の方が、タッパが高いように見えます。もしかすると2台あったもう一台の龍神山車の土台車輪部分に載せていた頃の写真なのかもしれませんね。
5.現在の龍神山車の様子
神輿倉雨漏りのため、このような状態になってしまい、現在は残念がら飾ることも不可能になってしまいました。近い将来修復して電線の無くなった東海道や北馬場を巡行してみたいものです。